JOURNAL

【ウィーン遠征】 岳虎弓道会訪問録

今月上旬に、オーストリアのウィーンで活動されている
岳虎【Gako】弓道会にお邪魔してきました。
もうQではおなじみ、京都の御弓師、柴田勘十郎氏に御同行させて頂きました。


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その際に撮影した写真や、実際に現地弓道家の方にお聞きしたことを、こちらで紹介させて頂きます。


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日本でもなかなか見受けられないくらいの素晴らしい道場。

話によると、こちらで弓を引かれている方の中に大工さんが居て
有志を募って道場を建てた。・・・との事。アグレッシブ!

 

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練習の邪魔にならない様にカメラを構えておりましたが、
皆さんもの凄く真剣です。日本人顔負けな程のピリリとした雰囲気。
柴田さんによる指導も皆さん熱心に聞いていました。
実際に指導を受けている方だけではなく、周りの方々も集まって輪に加わっていました。

 

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実際に日本以外の場所で弓を引くという事について、
創設メンバー方に聞いてみました。
指導者不足・道具不足。悩みは尽きないとのことでした。

「日本と違って海外で弓を引くという事は本当に難しい事です。
 常に指導者が足りていない状態で、それを補う方法は書物やビデオを見て調べるしかありません。
 なのでこうやって年に一度、柴田先生に来て頂ける機会は貴重なのです。」

「指導者だけではなく、使っている弓具も充分ではありません。
ネットが普及したので数年前よりは
手に入りやすくはなりましたが、
それでも輸入すると高価になります。
なので足りない物があった場合は何か別の物で補えないかと皆で話し合っています。
でもそうやって皆で工夫して弓を引くのは、なかなか楽しいものですよ」

確かに日本で弓を引いているとよっぽどの事が無い限り、弓具で不自由する事はないかと思います。
足りないから買う!というのが僕自身もいつの間にか当たり前になっていました。
よく見たら上衣の代わりに柔道着を着ている方も居ました。

 

 

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「どんな団体でもそれは当たり前の事だとは思いますが、
 強い信頼関係や団結力を築かなくてはなりません。
 もしここで気持ちが置いてけぼりになった仲間が居たら、その人はもう弓を引かなくなるでしょう。
 日本と違い、弓を引ける環境は非常に少ないのですから。」

「でも、皆でこうやって助け合いながら、外国の文化を学ぶという事は
 本当に素晴らしい事だと実感してます。素直に、弓を引けるのが楽しい。」

 

この道場には馴染めなかったから、別の道場に行く。という選択肢がないという事ですね。
でもだからこそなのか、皆さん本当に仲良く、そして真摯に弓を引いていらっしゃいました。
日本でもこれは見習うべき箇所ですね。

 

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練習後は矢道でパーティ。
一度着替えてご飯を食べながら今日の練習を皆で振り返っています。
今日の練習で感じた事を共有したり、次回の練習内容を皆で決めていました。
この時間、凄く大事だなと感じました。

「弓道の話してたら弓が引きたくなってきたよ!」

っというセリフが海外で聞けるとは思いませんでした(笑)

 

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3泊5日という短いウィーン遠征。
観光は皆無でほぼ弓道場に居ました。

有意義な時間が過ごせ、尚且つ大量すぎる程の収穫がありました。
それもこれも、柴田さんと岳虎弓道会の皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。

今回のウィーン遠征で撮影した写真は後々、個展にて発表できればと思っています。
決まり次第、こちらのホームページ・facebook・twitterでご連絡させて頂きます!

あと余談ではありますが、今まで撮った弓道写真を集めたミニブックをお土産に持っていったところ

「これどこで売ってるの?」

「頼むから売ってほしい!」
「今年中に僕らも手に入る様な形で写真集を出してくれないとハラキリするよ!」

っという様なお言葉を多数頂きました。
いやいやハラキリはダメでしょ!

でも実際にこのQや個展だけでは、弓道写真を見る人も限られてくるとは思うので
もう一つ、弓道写真を世間に発表するパターンとして、写真集を作りたいなと思っています。

こちらも決まり次第、連絡します!・・・が、そんなにすぐではないので、気長にお待ちください。
出版社と仲が良い方、いらっしゃいましたらご相談させて下さい(笑)

それではまた!


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